思うように弾けない!

だんだん難易度が上がってくると、それまでのように簡単に弾けるようにはならなくなってきます。
今まで上達が早かったお子さんは特に、自分が思うように弾けないことに苛立ってタッチが荒くなってしまいます。あるいは悔しくて泣いてしまうこともあります。大人でも思うようにならないと、ムキになってただただがむしゃらにやってしまいがちですよね。でもそのような精神状態で弾いてもなかなかいい結果は出ません。
上手く弾きたいという気持ちはとても大切なので、まずはそのことをしっかり褒めてあげます。冷静になったら、片手ずつ、あるいは1小節だけなど、少しずつ「できた」という成功体験を増やしていくと、おのずと練習方法(解決方法)が身についてきます。そしてできるようになったら、いっぱいいっぱいまた褒めてあげます。その時の生徒さんのうれしそうな笑顔は格別です!
このような経験を活かして、楽器の練習の時だけでなく日常の生活の中でも、問題を解決する方法を見つけて先に進んでいってくれればと思っています。